白髪一雄 シルクスクリーン絵画

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現在ダンスク ムーベル ギャラリーでは、白髪一雄(1924~2008)の版画を展示中です。

こちらの作品は、白髪一雄のオリジナルシルクスクリーンの画集で、7枚より構成されています。
それぞれに以下のような番号・タイトルが付されており、作者自身がサインをしています。

 

1「籟(RAI)」
2「渓(KEI)」
3「芬(HUN)」
4「布(HU)」
5「蘊(UN)」
6「繁(HAN)」
7「駿(SHUN)」

 

当店展示中の作品は、5「蘊(UN)」です。

 

 

IMGP0726

 

 

「具体美術」の一員であった白髪一雄は、天井から吊るしたロープを両手でつかみ、床に広げたキャンバスの上に絵具を出し、体をダイナミックに動かしながら足を使って絵の具を広げて作品を制作する「フット・ペインティング」という技法を確立しました。

 

「蘊(UN)」は、色のタッチが力強く、エネルギーに溢れ、思わず圧倒されてしまうような存在感ある作品です。エッグチェア、エジプシャンスツールと合わせてコーディネートしておりますが、デンマーク家具との相性も大変良く、唯一無二の、洗練された空間へと演出します。

 

展示中の5「蘊(UN)」以外の6作品を、下記の通りご紹介いたします。

 

 

1番「籟(RAI)」

RAI

 

 

2番「渓(KEI)」

KEI

 

 

3番「芬(HUN)」

HUN

 

 

4番「布(HU)」

HU

 

 

6番「繁(HAN)」

HAN

 

 

7番「駿(SHUN)」

SHUN

 

 

どの作品も個性的で、見応えのあるものばかりです。是非当店にてご覧いただければ幸いでございます。

※「蘊(UN)」以外の作品の展示はございませんので、ご覧になりたい場合にはお問合せ下さいませ。
価格につきましても、当店までお問合せください。

 

【白髪一雄】
1924年兵庫県生まれ。幼少時より絵を描くことを好み、兵庫県立尼崎中学校(現・県立尼崎高等学校)在学中は絵画部に所属。本格的に絵を学ぶことを志し、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)で日本画を学ぶ。52年、村上三郎、金山明、田中敦子と「O会」を結成。
55年には吉原治良を中心とする前衛芸術グループ「具体美術協会」に村上らとともに参加する。大学卒業後に日本画から洋画に転向し、風景画や人物画を描いていたが、描き方を大幅に変更。
天井から吊るしたロープを両手でつかみ、床に広げたキャンバスの上に絵具を出し、体をダイナミックに動かしながら足を使って絵の具を広げて作品を制作するという「フット・ペインティング」を確立した。
その後、密教に関心を抱き、比叡山延暦寺で修行を行い、得度を受ける。
尼崎市民芸術賞、兵庫県文化賞、文部大臣文化功労者表彰など受賞多数。
2000年代に入ると、海外の美術館やアートマーケットで具体の評価が高まり、そのなかでももっとも作品が高く落札される画家のひとりとなった。01年、地元にある兵庫県立近代美術館(現・兵庫県立美術館)にて「アクション・ペインター白髪一雄展」が開催。
08年、尼崎市にて没。

 

DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)

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