PP225、通称“フラッグハリヤード”は、ハンス・J・ウェグナーが休暇中の浜辺でそのフォルムの着想を得たことで知られています(詳細につきましてはこちらのブログをご覧くださいませ)。デザインされたのは1950年。ウェグナーによりデザインされた他のどの椅子にも似ていないこの作品を、ウェグナーらしくないデザインだと長いあいだ思っていました。
昨年12月、当店のSANTA & COLE展の開催にあわせて、フラッグハリヤードの展示をいたしました。約1ヶ月のあいだこの椅子に接するうちに、この椅子は大変ウェグナーらしいチャーミングな椅子であると思うようになりました。
まずその佇まいには、さすがウェグナーだと思わせる存在感と気品があります。
写真ではなく、実物に触れることでよく実感できます。
そしてその座り心地。座面に張ってあるフラッグロープの間隔を調整することにより、背中は硬めに、臀部はすこし沈みがちになるように、自然な座り心地となっています。座り心地を重視したウェグナーの配慮を感じる部分です。座面にシープスキンを敷けば、その心地よさと手触りのよさが倍増します。
また、このチェアはさまざまな選択の楽しみが工夫されています。自分だけの1脚という気持ちにさせてくれるのは、ウェグナーの遊び心が感じられるベアチェアと同じ魅力です。
ネッククッションは、ファブリックから選ぶことも、レザーを選ぶこともできます。クッションのストラップのカラーはネイチャー、ブラック、ダークブラウンの3色のレザー、もしくはジュートからお選びいただけます。
フラッグロープは、ナチュラルもしくはブラック。どちらを選ぶかで、印象もガラッと変わります。
そしてベースの色はブラックラッカー、ホワイトラッカー、磨きのステンス、グリーンラッカーの4色。これらの組み合わせにより、まさにカスタマイズされたお気に入りの1脚となります。
また、シープスキンはメーカーが用意しているシープスキンのなかから、お好きなものを選ぶことも可能です(こちらのページよりご選定頂けます)。
間違いなくお気に入りの休息用の一脚となることでしょう。このチェアに寝そべるウェグナーの満ち足りた顔をご覧ください。
*現在は、店内の展示はございませんが、店舗にご用意の上ご覧いただけますので、どうぞ気軽にお電話もしくはメールにて店舗までお問い合わせくださいませ。
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