ウェグナーの代表作  “ ザ・チェア ”

[更新日] [公開日] Posted in Blog

【2025/09/23追記】

PPモブラーより2025年限定モデルをリリース

PPモブラーでは、工房で手に入れた希少な木材を慎重に見極めた上で、毎年限定でリリースされる特別限定生産を発表しています。

2025年度もウェグナーのデザインから代表的な5モデルを厳選し、本数限定で生産いたします。ザ・チェア PP501/503は、ウェンジ材を用いた特別仕様が数量限定にて製造されます。

以下のブログにてご紹介しております。是非ご覧くださいませ。


【ハンス・J・ウェグナーとザ・チェア】

デンマークを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナー。デンマークはもとより、日本でも大変人気の高いデザイナーの一人です。

ウェグナーはその生涯で数百という数の家具をデザインしてきました。その中には、木材を主に使用して製作されたものもあれば、フラッグハリヤードチェアPP571のような、スチールという素材との融合で生まれた家具も数多くあります。

そんな数多くのデザインの中でも、一番代表的なものと言えるのが この“ザ・チェア”です。

ザ・チェア
ザ・チェア
ザ・チェア
ザ・チェア

【ザ・チェアの誕生】

当時、きらびやかなデザインや新しい素材を多用してデザインされた家具が多い中、ウェグナーは1949年にこの“ザ・チェア”を発表します。素朴で一見すると何気ないその椅子は発表当初、“みにくいアヒルの子”と揶揄されました。そんなザ・チェアが世に知られたのは、「1960年のアメリカ大統領選テレビのテレビ討論会でジョン・F・ケネディが座った事」がきっかけでした。

腰痛を持っていたケネディは、楽に座ることができ、それでいて座っている自分が堂々として美しく見える椅子を探した結果、こちらのザ・チェアにたどり着いたといわれています。

椅子としての存在感・美しさを持ちつつ、過度に主張しないザ・チェアのデザインは、「椅子だけで存在するときはただただ美しい椅子であり、人が座ると途端に椅子の存在が消える(座った人が主役となり、その人を美しく見せる)」、このような椅子なのです。

kennedy
実際の討論会でのワンシーン。座っている人のシルエットが美しく見える、そのような椅子です。

【ザ・チェアに適したシーン】

こちらのザ・チェア、ダイニングチェアとしてお使いいただくことも多い椅子ではございますが、ダイニングチェアとして使用するには若干奥行きが深く感じられる方もいらっしゃいます。

もともとウェグナーとしてもダイニングで使用することを前提としておらず、ソファの前などにおいてゆったりと腰かけるためのデザインであると言われています。そう、先ほどのケネディ大統領のようにお掛けいただくのに適しているのかもしれません。

ウェグナーが考える「ダイニングチェア」につきましては、是非とも以下のブログをご参照くださいませ。

【安らぐ触り心地】

ザ・チェアに腰をかけ、アームに自然と手をのせたときに触れる、その木材の心安らぐ触り心地も大きな特徴の一つです。非常に上質な木材を用いていることはもちろん、ずっと撫でていたくなるような柔らかなラインはザ・チェアのおおらかさを表していると言えます。

ザ・チェア
ザ・チェアのアーム先端。親指を模してデザインされたと言われています。大変なめらかな触り心地で、触れていると自然と安心感がわきます。
ザ・チェア
腕を置くアーム部分は、緩やかに内側に傾斜しており、腕を置いたときのおさまりがとても自然です。

【ヨハネス・ハンセンとPPモブラー】

ザ・チェアは、ヨハネス・ハンセンという工房にて製造されておりましたが、ヨハネス・ハンセン工房の閉鎖に伴い、現在製造しているPPモブラー社に正式に製造の権利が移りました。PPモブラーはもともとは椅子のパーツを作る下請け工房でしたが、ウェグナーが直接、当時の工房長アイナ・ピーターセンに自分の作品の製造を持ち掛けたといわれています。

PPモブラーにつきましては、以下のブログにてご紹介しております。是非ご覧ください。

wegner_ejnar
椅子の座り心地について意見を交わすウェグナー(右)と、アイナ・ピーターセン(左)
ザ・チェア
左側が現行品のPPモブラー製。右が以前の工房 ヨハネス・ハンセン製。
ザ・チェア
背もたれの高さなどに若干違いがございます。ヨハネス・ハンセン製も時期により個体差があるようです。
ザ・チェア
背面の座枠形状も異なります。PPモブラー製は真ん中部分が細くなっており、ヨハネス・ハンセン製は両左右と同じ太さです。

【ザ・チェア 座面の仕様と構造について】

このザ・チェアは、1949年に座面が 「籐張り」 になっているモデル(PP501)、1950年に座面が 「レザー張り」 になっているモデル(PP503)がデザインされました。今では座面がレザー張りのモデルのほうが目にされる機会が多いかと思いますが、もともとはこのように籐張りのモデルが先にデザインされています。

また、籐張りとレザー張りはフレーム部分の構造が異なるため、「同じ椅子の仕様違い」ではなく、正確には「異なる商品」という扱いになっています。そのため、籐張りはPP501、レザー張りはPP503というように、異なった商品名がついています(ただし、現在は一般的に「ザ・チェア」と言えば、PP501・PP503の双方を指して用いられることがほとんどです)。

ザ・チェア
PP501 ザ・チェア 籐張り
ザ・チェア
上から座面を見た写真 籐の編み方からも、洗練された雰囲気を感じさせます

【ザ・チェア 木種ラインナップ】

現在、PPモブラーにて通常のラインナップに加わっている木種としましては、オーク・アッシュ・チェリー・ウォルナットの4つの木種がございます(各々の木種の中でも、何パターンか仕上げ方法がございます)。

PPモブラーサンプル
左からオーク、アッシュ、チェリー、ウォルナット。

【製作動画】

そんなザ・チェアの製作工程をご紹介しております動画がございます。木を調達するところから始まるこの動画は、工程がしっかりと紹介されており、職人の技を御実感頂けます。是非合わせてご覧ください。

【PPモブラー工房でのザ・チェア】

なお、以下の画像は、2019年にPPモブラー社を訪れた際に撮影したものです。組みあがる過程のザ・チェアも大変美しいシルエットでした。

PPモブラー

【納品事例】

当店よりザ・チェアをお納めした事例をご紹介いたします。

【当店ダンスク ムーベル ギャラリーでの展示について】

現在当店では、高級ブランド “エルメス”のパリ本店内のカフェにて使用されているものと同じ仕様の“ザ・チェア”を展示しております(時期により展示状況は異なりますので、店舗までお問合せ下さいませ)。

PPモブラー

また、日本画と合わせた展示なども以前に行ったことがございました。

ザ・チェア

シンプルながらも風格溢れるこのチェアを、是非ご堪能ください。商品の仕様や価格、納期などにつきましては、是非とも店舗までお問合わせくださいませ。


>>製品詳細

ザ・チェア

【PP501/503 ザ・チェア】
■メーカー:PPモブラー
■デザイナー:ハンス・J・ウェグナー
■サイズ:W63×D52×H76cm
■商品ページ:PP503 ザ・チェア


当店DANSK MOBEL GARALLY(ダンスク ムーベル ギャラリー)は、インテリアコーディネートをはじめ、ポール・ケアホルムの家具を多数揃えるフリッツ・ハンセンの他、ハンス・J・ウェグナーの名作家具を製作するPPモブラー、デンマークの照明メーカー ルイスポールセンなどをお取り扱いする正規代理店でございます

家具・照明・カーテン・ラグ・アートなど、インテリアに合わせてトータルにご提案をさせて頂きます。インテリアコーディネートやサイズ・使い心地など気になる事がございましたら、どうぞお気兼ねなく店舗までご相談・お問い合わせくださいませ。

尚、現在店舗は完全予約制でございます。ご来店をご希望の方は、こちらのページもしくはインスタグラムのDMにてご連絡くださいませ。


 
【インテリアコーディネート】

当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。

詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。

 

納品事例
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド1.jpg


DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)

※2023年より完全事前予約制。ご予約はこちらのページもしくはインスタグラムのDMよりお願いいたします。 

〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館2F
TEL 03-6263-0675
FAX 03-6263-0676
MAIL d-info@republicstore-keizo.com

icon_ig

▽株式会社KEIZOグループ店舗一覧
REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA
DANSK MØBEL GALLERY