木の曲線を感じさせるデスクチェア “PP502 スウィベルチェア”

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デンマークのデザイナー “ハンス・J・ウェグナー”。彼は、デザイナーでもあり、木工職人でした。職人だったからこそ、木の使い方にこだわり、尚且つ、木の魅力を引き出したデザインが、数多くございます。その中でも、木で表現する曲線の美しさを感じていただけるチェアの一つに  “PP501 スウィベルチェア”がございます。

 

 

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PP502 スウィベルチェア

 

 

このスウィベルチェアは、1955年にデザインされました。元々木工職人だったからこそ、ウェグナーの作品の数多くは、脚から座面まで全て木材が殆どですが、このような、スチールと木の融合から生まれた家具は、そこまで多くありません。

 

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元々は、以前ご紹介を致しました “PP571 アーキテクツデスク”を初めて購入されたお医者様からの「このデスクに合わせてチェアをデザインして欲しい」という依頼から始まったと言われています。デザインされた1950年代、全世界的に人間工学を考慮したチェアが主流になった時代。このスウィヴェルチェアも、ウェグナーとお医者様との対話により、人間工学を意識してデザインされたものです。背もたれ・アーム部分の木部の流線形は、身体へのフィットを実感させ、そして、ベースには木材だけでなく、アーキテクツデスクと同じスチールの素材を使用。デスクとの一体感があります。

 

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PP571 アーキテクツデスクとPP502 スウィベルチェア

 

 

1991年に、デザイン当初より製作をしておりました“ヨハネス・ハンセン社”より、現在は“PP Mobler社”が製作を引き継ぎ、今なお作り続けています。ただ、ベースに使用をしている「キャスター」のパーツは、既にデットストック品。PP Mobler社に残っているストックがなくなった段階で、製造ができなくなる可能性が高くあるそうです。

 

 

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現行のキャスターベース  他にはない特徴的なデザインです

 

 

現在、当店DANSK MOBEL GALLERYにて、実際にお試しを頂けます。尚、展示をしている仕様は、現在ではもう作ることのできない “マホガニー材”。圧倒的なクラフトマンシップを感じていただける、絶妙な木部の曲線を是非、ご堪能ください。

 

 

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【PP502 スウィヴェルチェア】

サイズ :幅74cm / 奥行55cm /高さ66cm/座面の高さ40-46cm

価格  :1,581,000円~(税抜)

(※こちらの商品ページも合わせてご覧ください。)

 

 

 

<開催概要>
企画展『クラフトマンシップの真髄』
2016年11月25日(金)〜12月28日(水)
場所:DANSK MOBEL GALLERY (ダンスク ムーベル ギャラリー)
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館2F
電話:03-6263-0675

 

DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)

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