2022年 デンマーク訪問 ⑥

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2022年6月に訪問したデンマーク。気がつけばもう2か月も経ってしまいました。

2022年 デンマーク訪問 ①

2022年 デンマーク訪問 ②

2022年 デンマーク訪問 ③

2022年 デンマーク訪問 ④

2022年 デンマーク訪問 ⑤

滞在2日目の午後に、アルネ・ヤコブセンが手がけたベルビュー地区を訪れましたので、本日のブログではその様子をご紹介いたします。


【ベルビュー地区】

コペンハーゲンからおおよそ電車で20分ほど、海岸沿いを北にあがったところに海辺の高級リゾート地区、「ベルビュー地区」があります。建築家であるアルネ・ヤコブセンは29歳の時にベルビュー地区の「コスタル・バス」(更衣室・シャワー・クローク機能を兼ね備えた建物)のコンペで勝利したのをきっかけに、この地区全体の設計に携わっていきました。

私が今回訪れたときは急な通り雨の後に晴れまして、青空・雲・海と大変綺麗でした。


こちらがベルビュー海水浴場。海岸線の向こうはスウェーデン。
映っている監視塔もヤコブセンのデザインです。


ヤコブセンはベルビュー地区のテーマカラーに青と白を選びました。ビーチバレー用のポールもそのカラーで塗られています。


監視塔。その手前に海に降りる階段がありますが、ここから海に入る現地の方をよく目にします
(2015年に訪れたときも、9月でかなり寒かったのですが、この階段から海に入っている人がいました)。



【ベルビュー・シアター】

1937年にヤコブセンはこの地区のメインとなる施設、「ベルビューシアター」を設計します。海辺のリゾートにふさわしい明るく楽しげな印象の建物です。

海岸側から見るベルビュー・シアター。色合いが本当に綺麗です。


優しく湾曲した建物の内部には、竹なども用いられ、リゾートらしい印象が演出されています。


エントランス部分。随所に曲線が用いられ、海岸線と呼応するかのようなデザインになっています。


エントランスの扉から外を眺めたところ。


こちらはシアターの客席。波がイメージされています。
ヤコブセンの椅子はセブンチェアなどもそうですが、揃ったときの美しさも特徴の一つです。


当時からある開閉式の天井。


2階席からの眺め。天井を開けると、まるで外にいるかのような雰囲気になります。


シアターの階段。美しい手摺です。
向かって右側の壁面は自然光を受け青く光り、左側の壁面は照明で暖かく黄色に照らされています。
このような対比もとても綺麗でした。


【テキサコ ガソリンスタンド】

ベルビュー地区のすぐそばに、ヤコブセンが設計をした「テキサコ・ガソリンスタンド」があります。こちらも合わせて立ち寄りました。

特徴的なシルエットの屋根。
ヤコブセンがデザインした「アントチェア」にも似た形状。


建物含め、すべての角が丸くなっています。
全体としてとても可愛らしくどこかしらホッとするデザインです。


この日は午前にポール・ケアホルム邸とケアホルムコレクション、そして午後にベルビュー地区を訪れ、とても充実した一日でした。

テキサコ・ガソリンスタンドに立ち寄ったあとはコペンハーゲンに戻り、ニューハウンで夕食をとり無事滞在2日目を終えました。


次回の2022年デンマークブログでは、滞在3日目に訪れたPPモブラーの工房などご紹介いたします。




夕食後、ホテルまでの帰り道。夜10時過ぎですがこの明るさでした。




【インテリアコーディネート】

※当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。

詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。

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