2022年 デンマーク訪問 ②

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2022年6月11日~17日に訪れましたデンマークにつき、ブログにてご紹介をしております。前回の第1回目はデンマークの首都・コペンハーゲンに到着するまでを書かせていただきました。

2022年 デンマーク訪問 ①

第2回目の本日は、到着した日(2022年6月12日)に訪れた箇所につきご紹介いたします。


【コペンハーゲン中央駅→ニューハウン→ルイスポールセンショールーム】

コペンハーゲン中央駅の近くのホテルにチェックインしたのが13時頃。その後、軽く昼食をとり、この後の旅程の下見に出かけました。まずは有名な観光名所でもあるニューハウンまで歩いて向かいます。

こちらはコペンハーゲン中央駅の目の前にありますチボリ公園。今回は中には入りませんでした。
ポール・へニングセンがデザインした照明が中では使われています。


デンマークでも屈指の観光地、ニューハウン。


コペンハーゲン中央駅からニューハウンまではストロイエという商店街を通り徒歩30分ほど。今回の滞在では本当によくホテルとニューハウンあたりを往復しました。ニューハウンに向かう道中には様々な家具のショールームやヴィンテージショップ、デザインミュージアムなどがありますため、何かと行くことが多いのです。

このニューハウンの対岸にルイスポールセンのショールームがありますので、新しくできた橋を渡りルイスポールセンのショールームまで向かいます。この一帯は再開発地区のようで、工事中の建築も数多くありました(安藤忠雄さんが設計している建物もあるとのことでした)。


運河沿いの再開発エリア。最近建った新しい建築。


左側に見えるのがオペラハウス。右側は建築中の建物で、デンマークで有名なCOBEという設計事務所の設計だったかと思います。


こちらは新しくできたフードコート。大変な賑わいでした。


こちらがルイスポールセンのショールーム。



この日は6月12日でしたが、コペンハーゲンでは6月15日~17日の3日間、街をあげてのデザインイベント、「3days of design」が開催されます。この日はその下見のために訪れました。中はちょうど準備中だったので入らず、次の下見場所に移ります。



【ヴィンテージショップ】

その後、ニューハウンを経由しデザインミュージアムまで行く道中、ヴィンテージショップに古いPHアーティチョークがあるのが目に入りましたので、入ってみました。「ROOM58」というお店です。

現行品のアーティチョークは器具を3本のワイヤーで吊るしますが、「昔は真ん中1か所で吊っていたんだよ」と教えてくれました。羽根の裏側も現行品は白に塗装されていますが、こちらのヴィンテージ品は無垢の銅そのままの仕上げです。

この通りには有名なヴィンテージショップが多いのですが、著名な「Dansk Møbelkunst」「KLASSIK COPENHAGEN」は日曜日のためお休みでした。今思えば、ROOM58もお休みだったのかもしれません(HPで確認したところ、やはり日曜日はお休みでした。お店の中に人がいたのでフラリと入ってみましたが、とても快く迎え入れてくれ、他にもいろいろな商品を見せてくれました。今思えば大変有り難いことです)。


こちらは「Dansk Møbelkunst」
当店の店名はこのお店に由来しています。
お店の構えですらとても魅力的です。


こちらも著名な「KLASSIK COPENHAGEN」。
以前にこのお店の方は当店に来店してくれたことがあります。

この日は日曜日ということでお休みのところが多かったですが、ヴィンテージショップは後日改めて訪問しましたので、また追ってご紹介させていただきます。


【フレデリック教会】

その後、デザインミュージアムを目指して歩いていると、急な雷雨に遭遇しました(今回のデンマークはとても寒暖の差が激しく、1日のうちに何度も上着を着たり脱いだり、といった具合でした)。横殴りの非常に激しい雨で、気温も急に下がり、傘を差しても全く役に立たない状況でした。どうしたものかと思っていたところ、ちょうど目の前にフレデリック教会がありましたので、雨宿りついでに中に入ってみました。

こちらが外観です。


フレデリック教会の前は今までも何度も通ったことはありましたが、中に入ったことはありませんでしたので、良い機会になりました。こちらの教会、ノルウェー産の大理石がふんだんに使われているので、大理石教会とも呼ばれているようです。1740年に建設が始まったフレデリック教会ですが、予算削減や設計者の死亡などで竣工は遅れに遅れ、完成したのは着工から150年を経た1894年のことでした。




とても静かで厳かな空間でした。光の使い方が大変美しく、全体的に温かみのある光は位置が低いので親密な雰囲気になります。

なお、デンマークの教会と言えば、コペンハーゲン郊外にあるグルンドヴィー教会も有名です。グルンドヴィー教会は、イェンセン・クリントが設計し1921年に工事開始、1927年の彼の死後は息子のコーア・クリントに引き継がれて1940年に完成しました(コーア・クリントは「デンマーク家具の父」と呼ばれ、デンマーク家具デザインで最も偉大なデザイナーです)。


今回の旅程ではグルンドヴィー教会は立ち寄れませんでしたが、2019年に訪問しましたので、その際の写真をご紹介します。フレデリック教会と比較しますとそのシンプルさが際立ちます。

グルンドヴィー教会







グルンドヴィー教会はレンガ造りの教会で、シンプルなデザイン・設計が特徴です。今のデンマークデザインに通するモダン・シンプルさを感じさせます。



さて、雨は割と長いこと降っていましたので、30分ほどフレデリック教会の中でただただ座っていましたが、結果的には大変良い経験となりました。


次回のブログでは、このあと訪れました箇所につき、お伝えいたします。


雨宿り中の外の様子。






【インテリアコーディネート】

※当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。

詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。

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