禅とケアホルム

 

京都旅館「八」で知らしめたケアホルムと「和」との
見事な調和。

枯山水の禅庭に置かれても
おそらく違和感はないだろう。

この完成度はどこから来るのか。

剣や弓の武道を極めると深い精神世界に
通じてくる。

一如とは高度なところで相通じることを意味する。

 

PK24弓.jpg

 PK24  弓禅一如

 

ケアホルムデザインの合理性からしてみればこの話は道理ではない。

彼が東洋の思想に造詣があったとは文献にないが、
不思議と両者は


符号する。
妥協を許さず、削ぎ落として現れてくる形は、本質に迫る。

ミニマリズムとはそういうものか。

日本的な文化の神髄が引き算によって
生まれてきた歴史と符合してくる。 

PK24のこの写真が際だって見えるのは
弓のしなやかで強靱さを

思わせるからだろうか。

剛にして柔。これが靱やかさである。
「靱」という漢字は「空」をも意味している。

座面を側面から水平に臨むと見事な
空白が現れていることを知る。

虚心で空であるから人を素直に受け入れる。

 

PK91折りたたみスツール.jpg
 

PK91  剣禅一如

 

ケアホルムは妥協しないデザイナーだった。素材にも、職人技にも、

そして自分自身の望むものにも。いつも最高のクオリティを追求し、自らの世界観

の基準となるレベルに達しないものは決して認めない。

・・・・・マイケル・シェリダン

 

(TAKEZO)

 

 

 

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