必見!ケアホルムのディテール 

 

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今開催中のケアホルム展は私にとっても有り難い企画ですね。

ケアホルムのほぼ全作品を間近にみられる機会はそうないですから。

全体の姿を360度から眺める、ディテールを接近してみる、

裏側をのぞきみるなど久々に興奮しましたね。

皆さん、めったに無い機会ですぞ。どうぞお見逃し無く!

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ケアホルムは中でもPK22が一番好きですが、ディテールの繊細さと

小柄にも思えるシェイプとのバランスの美しさは何度見直しても、

そのたびに新鮮な気づきを与えてくれます。

今回、全作品を通じてこの接合技術が共通していることを教えられました。

 


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ケアホルムのいすのディテールの凄さは接合点にあり、と思います。

面と面は小さな点(ボルト)によって、しかも最小限の数でつながります。

けっして面と面が無粋に溶接されることはありません。

危ういほど極限のミニマルなディテールですね。

剛構造とピン構造の相違。

 

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この発想はもともとビジネスパートナーだったアイヴァン・コル・クリステンセン

が輸出を考えてノックダウン方式を要求したことから生まれたといわれています。

その難題を逆転の発想にしてこのような美しいディテールにまとめて上げてしまう

その天才性はいまだに他の追随を許していません。

この天才的発想はもちろん、アイヴァン・コル・クリステンセンの下に集まった

天才的職人たちによって実現し、ケアホルムの死後、

フリッツハンセンに技術は忠実に継承されて今に至っています。

 

(TAKEZO)