アザラシ仕様のエッグチェア

[更新日] [公開日] Posted in Blog

先日より、ダンスク ムーベル ギャラリーでは少し珍しい仕様のエッグチェアを展示してます。前面にブラウンのレザーを用い、後面にアザラシのレザーを用いたエッグチェアです。

IMGP8319

もちろん通常のラインナップには含まれていない、特注仕様となっており、なかなかお目にかかれない珍しい仕様です。

IMGP8333

こちらのエッグチェア、デンマーク人デザイナーであり建築家のアルネ・ヤコブセンが1958年にデザインしました。発売当時のフリッツ・ハンセン社のカタログを以前に見たことがあるのですが、木製のいわゆるスタンダードな「椅子」が並ぶなか、ヤコブセンのエッグチェアは異彩を放っていました。エッグチェアが発表当時どれだけ先端的で前衛的だったか、想いを馳せた記憶があります。

一般的に「椅子」と言えば、座面があって、脚が4本あって、そこに背もたれがあって、アームはあったりなかったり。。。このように、「椅子」と言えば「構造体」を想起することが多いですが、ヤコブセンのエッグチェアはそのような「構造体としての椅子」ではなく、「彫刻としての椅子」と言えます。実際、当時ヤコブセンは粘土を用いてエッグチェアを形作っていったようです。

エッグチェア

ヤコブセンは、完璧主義者で天才的であった、とよく言われます。ヤコブセンのデザインした家具を見ていると、そのことを良く実感します。ヤコブセンの家具はとにかく「説明がしづらい」のです。他のデザイナーの家具は、「こういう効果・機能を得るために、こうなっている」というように、デザインの理由がはっきりしていることも多いのですが、ヤコブセンの家具はそうではありません。

3039

パッと生まれたようなきらびやかな造形美。これは、理由や理屈ではなかなか説明がつきません。その家具が生まれた背景やストーリーこそあれ、造形の明確な「理由」が見当たらないことも多いのです。これは非常にアーティストに近い感覚であると思います。それでいて、ヤコブセンの家具は普遍的で美しく、使い心地も素晴らしい。まさに家具としての機能も満たしています。エッグチェアやスワンチェアなど、ヤコブセンがデザインした家具に座るたびに、「ああ、とにかくこれが、ヤコブセンだな」といつもしみじみと感じます。

(余談ではありますが、デンマークを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーは一時期ヤコブセンの事務所で働いていました。ウェグナーは、とにかく座りやすく使いやすい家具を実直に追い求めたデザイナーでした。このように対照的な二人が同じ事務所にいたことも、とても面白い史実ですね)。

(なお、展示は予告なしに変更になることもございます。何卒、ご了承いただければ幸いでございます)


当店DANSK MOBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)は、インテリアコーディネートをはじめ、ポール・ケアホルムの家具を多数揃えるフリッツ・ハンセンの他、ハンス・J・ウェグナーの名作家具を製作するPPモブラー、デンマークの照明メーカー ルイスポールセンなどをお取り扱いする正規代理店でございます

家具・照明・カーテン・ラグ・アートなど、インテリアに合わせてトータルにご提案をさせて頂きます。インテリアコーディネートやサイズ・使い心地など気になる事がございましたら、どうぞお気兼ねなく店舗までご相談・お問い合わせくださいませ。

尚、現在店舗は完全予約制でございます。ご来店をご希望の方は、こちらのページもしくはインスタグラムのDMにてご連絡くださいませ。


 
【インテリアコーディネート】

当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。

詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。

 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スライド1.jpg


DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)

※2023年より完全事前予約制。ご予約はこちらのページもしくはインスタグラムのDMよりお願いいたします。 

〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館2F
TEL 03-6263-0675
FAX 03-6263-0676
MAIL d-info@republicstore-keizo.com

icon_ig

▽株式会社KEIZOグループ店舗一覧
REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA
DANSK MØBEL GALLERY