生涯に500脚以上の椅子をデザインし、デンマークを代表する家具デザイナーとして知られるハンス・J・ウェグナー。彼の手がけたPP501・PP503 通称「ザ・チェア」を店舗にてご紹介しております。
中国明代の椅子からインスピレーションを受け、リ・デザインを重ねて誕生
PP501・PP503 「ザ・チェア」は、中国明代の椅子「圏椅(クァン・イ)」と呼ばれる椅子からインスピレーションを受けてデザインされました。リ・デザインを重ねることで生まれた、洗練された有機的なデザインが特徴です。

フィンガージョイントによって木の接合部を美しく見せる秀逸な仕上げ
PP501・PP503 「ザ・チェア」は木の接合部を大変美しく見せる仕上げも秀逸です。背もたれからアームにかけては、3つの部材を組み合わせ2か所で木を接ぎ、アームと背を一体化させています。
制作当初、ヨハネス・ハンセン工房では組み接ぎされており、その個所を隠すために籐が巻かれていました。その後フィンガージョイントと呼ばれる、木材に指を組み合わせたような加工を施し接着剤を塗って圧着させる方法へと変わることで強度が増し、接合部を隠すことなく接ぎの美しさを見せる仕上げとなりました。


現在店舗では、籐張りの座面の「PP501」とレザー張りの「PP503」を展示しております。通常は背もたれ・アーム部分は先に申し上げましたようにジョイントを見せる仕上げですが、現在店舗でご紹介している籐張りのPP501は、PPモブラー工房設立75周年記念として制作された特別モデルとなり、ヨハネス・ハンセンでの制作当初に見られた籐が巻かれた仕様をデザインとして取り入れた仕上げとなっております。
こちらの木材はチーク材が使われている点も見逃せないポイントです。現在は使用していない木種となるため、チーク材ならではの深みのあるお色味も是非お楽しみください。


椅子の強度とデザインをバランスよく融合
PP501・PP503 「ザ・チェア」は、椅子を構成する各部材を少なく抑えたシンプルな構成となっておりますが、強度を考慮しながら各接合部で様々な工夫を取り入れ、椅子の強度とデザインがうまく融合されている点も特徴の一つです。
脚の中央部が膨らんでおり、最も太い箇所で座のフレームと接合されています。アームから腰椎を支える背にかけてのなめらかなラインも大変美しい仕上げです。



PP501ザ・チェアとPP503ザ・チェアの違い
店舗では座面が籐張りのPP501とレザー張りのPP503をご紹介しております。それぞれ細部にわたり仕様が異なっておりますため、是非各々の座り心地をお試しいただけますと幸いでございます。

展示のチェアにはPPモブラー創立75周年記念のプレートが配されています
PP501・PP503 「ザ・チェア」の仕様や座り心地に関するご質問など、ご不明な点がございましたらどうぞご遠慮なく店舗までお問い合わせくださいませ。詳細につきご案内をさせていただきます。
尚、現在店舗は完全予約制でございます。こちらのページよりご予約をお願いいたします。
【インテリアコーディネート】
当店ダンスク ムーベル ギャラリーではインテリアコーディネートも行っております。
詳細はこちらのページよりご覧くださいませ。


DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)
※2023年より完全事前予約制。ご予約はこちらのページよりお願いいたします。
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