フリッツ・ハンセンより、2026年秋の最新コレクションと新たな仕様アップデートをご紹介します。
今回は、まったく新しいデザインが登場するではなく、長く愛されてきた名作たちに、今の暮らしに寄り添う新しい選択肢が加わりました。
PK3™にはフロントパディング仕様が追加され、TABLE SERIESにはFENIX®ラミネートの新色とフルブラック仕様が登場。N02 RECYCLEには新たなパディング仕様が加わり、MONOLITにはウッドベースとローアーム、SERIES 7には木製アームレストという新しい表情が加わりました。
さらに、Kaiser idellの新作ウォールランプや、ANT専用のシートクッションも登場しています。
色を変える。
素材を変える。
座り心地を少し豊かにする。
一見すると小さな変化ですが、それによって家具と空間の関係は大きく変わります。
フリッツ・ハンセン2026年秋の新作・新仕様一覧
- PK3|フロントパディング仕様を追加
- TABLE SERIES|FENIX新色とフルブラック仕様
- Kaiser idell|新作ウォールランプが登場
- N02 RECYCLE|3種類のパディング仕様を追加
- MONOLIT|ウッドベースとローアーム仕様
- SERIES 7|木製アームレストを追加
- ANT|専用シートクッションが登場
PK3の新仕様|フロントパディングで座り心地が向上

モダンなダイニング空間に、ほどよい緊張感と彫刻的な美しさを添えてくれるPK3(ピーケー3)。
ポール・ケアホルムが1954年に構想したデザインをもとに現代へと復刻された、フリッツ・ハンセンのコレクションです。
PK3の魅力のひとつはその構造です。
2枚の成形合板によるシェルをザマック製のブラケットで接続し、細身のスチールベースで支えるという、非常にシンプルな構成です。
余分なものを削ぎ落としながら、構造そのものを美しさとして見せる。
そんなポール・ケアホルムらしい考え方が、細部まで感じられる一脚です。
2026年秋、フロントパディング仕様が新たに加わりました。
身体に触れる部分へ張り地を施すことで、PK3らしい軽快な佇まいを残しながら、より柔らかな座り心地を楽しめるようになりました。
2枚のシェルをつなぐ象徴的な接合部を隠していないことも特徴です。
すべてを張り地で覆うのではなく、PK3ならではの構造をきちんと見せながら、そのラインに沿って丁寧に生地が仕立てられています。
ファブリックを選べば、柔らかく親しみやすい印象に。
レザーなら、より落ち着きのある上質な雰囲気に。
同じPK3でも、素材の選び方によって空間での見え方は大きく変わります。
木製のダイニングテーブルと合わせて柔らかくまとめたり、スチールや石など硬質な素材のテーブルと合わせて、ケアホルムらしい緊張感のある組み合わせもおすすめです。
PK3 価格(税抜)
127,800円〜225,800円
TABLE SERIESの2026年新色|FENIX®ラミネートの新色とフルブラック仕様が登場

「スーパー楕円テーブル」の名でも親しまれている、フリッツ・ハンセンの「TABLE SERIES(テーブルシリーズ)」。
数学者ピート・ハインが生み出した「スーパー楕円」という独特な形状を取り入れた、ブランドを代表するテーブルシリーズです。
四角でも、楕円でもない。
直線と曲線のちょうど中間にあるような柔らかなフォルムは、空間の中で圧迫感を感じさせにくく、椅子を囲んだときにも自然な一体感が生まれます。
2026年は、FENIXラミネートにラスティレッドとライトアンバーという新色が加わりました。
ライトアンバーは、木の家具とも馴染みやすい柔らかな色味。
白やグレーの天板とはまた違った温かみがあり、北欧家具のある空間にも自然に溶け込みます。
一方、よりモダンな印象になるのが、フルブラック仕様です。

天板だけでなく、ABSフレーム、そしてブラック粉体塗装のベースまで、すべてをブラックで統一。
TABLE SERIESの柔らかなフォルムと黒のシャープさが重なることで、これまでとはひと味違った、シックで引き締まった表情になりました。
黒い家具というと、少し重たい印象を想像するかもしれませんが、スーパー楕円の角のないフォルムのおかげで、フルブラックでありながらどこか軽やかです。

モノトーンの空間はもちろん、オークやウォルナットの家具と合わせて、空間を引き締める役割として取り入れるのも素敵です。
テーブルトップには22mm厚のパーティクルボードを採用。
ベースはスパンレッグ、4スターベース、6スターベースなどから選ぶことができ、サイズや使い方に合わせたコーディネートを楽しめます。
Kaiser idell™2026年新作|ウォールランプがラインナップに追加

今回は、家具だけでなく、照明にも嬉しい新作が加わりました。
誕生から90周年を迎えたKaiser idell(カイザー・イデル)シリーズに、新たなウォールランプが登場します。
Kaiser idellといえば、バウハウスの思想を感じさせる、機能的で無駄のないフォルムが魅力。
どこか愛嬌のある丸みを持ちながら、甘くなりすぎない。
その絶妙なバランスは、デザインされてから長い年月を経た今も古さを感じさせません。
今回のウォールタイプは、壁面に取り付けることで、家具とは違った高さから空間にアクセントをつくることができます。

ベッドサイドの読書灯として。
ソファ横の補助照明として。
あるいは廊下や玄関に、小さな光のオブジェとして。
床やテーブルのスペースを使わず照明を取り入れられるのも、ウォールランプならではの魅力です。
さらに、コードが露出するタイプと、コードを見せずすっきりと取り付けるタイプから選択可能。
コード露出タイプなら電気工事を必要とせず取り入れやすく、配線を隠すタイプなら、より建築と一体になった美しい仕上がりを楽しめます。
※コードを露出しない仕様は電気工事が必要です。
N02™ RECYCLEの2026年新仕様|3種類のパディングが追加

一枚の紙と、そこに生まれる一筋の折り目。
そんな日常の小さな発見から着想を得て、nendoがデザインした「N02 RECYCLE」。
柔らかな曲線を描くシェルには、家庭から回収されたプラスチックを再加工した100%再生プラスチックが使われています。
環境への配慮という背景を持ちながら、それを強く主張しすぎない軽やかなデザインもN02の魅力。
暮らしの中へすっと馴染み、気負わず使えるチェアです。
2026年には、これまでのシェルタイプに加えて、
- シートパディング
- フロントパディング
- フルパディング
という3種類のパディング仕様が追加されました。
これまでのN02が持っていたカジュアルで軽快な印象はそのままに、張り地が加わることで、一気に上質さが生まれています。
特にフルパディング仕様は、ダイニングだけでなくデスクチェアとして使いたい方にもおすすめです。

長時間座る場所では、デザインだけでなく身体への当たりの柔らかさも大切です。
カラフルなシェルとファブリックを組み合わせて、少し遊びのある一脚に。
あるいは同系色でまとめて、落ち着いたトーンに。
組み合わせ次第で、N02らしい「自分らしさ」をより自由に表現できるようになりました。
脚部は4本脚、スレッド脚、キャスター付き回転ベース、カウンタースツール、バースツールなど幅広く展開。
パディングなしモデルは最大10脚までスタッキングできるため、ご家庭はもちろん、オフィスや店舗など幅広い場所で活躍します。
N02 サイズ例(N02-10)
- 幅:51.8cm
- 奥行:54cm
- 高さ:77〜90cm
- 座面高さ:46cm(固定脚)/42〜55cm(キャスター脚)
N02 パディングモデル価格帯(税抜
- シートパディング:65,800〜156,800円
- フロントパディング:75,800〜168,800円
- フルパディング:92,800〜252,800円
MONOLIT™の2026年新仕様|ウッドベースとローアームが登場
現代のデンマークデザインを牽引するデザイナー、セシリエ・マンツが手掛けた「MONOLIT(モノリット)」。
その名の通り、ひとつの塊を削り出したような、彫刻的で存在感のあるフォルムが特徴です。
身体を包み込むようなシェルには、成形合板とパディングを組み合わせた構造を採用。
見た目の美しさだけでなく、ゆったりと身体を預けられる座り心地も大きな魅力です。
2026年、ダイニングモデルに2つの新仕様が加わりました。
木の温もりを楽しむ「ウッドベース」

ひとつ目は、これまで張り地で覆われていたベース部分のオーク材成形合板をあえて見せるウッドベース仕様。
パディングによる柔らかさの中に、オーク材の木目が現れることで、チェア全体がぐっと軽やかな印象になりました。
フリッツ・ハンセンの成形合板の美しさの魅力をさらに感じていただけると思います。
木製のテーブルとの相性も良く、ダイニング全体を柔らかくまとめたい方には特におすすめしたい仕様です。
ダイニングをすっきり見せる「ローアーム」

もうひとつが、アームの高さを抑えたローアーム仕様。
MONOLITは包み込むような座り心地が魅力ですが、アーム付きチェアはテーブルとの高さの相性が気になることもあります。
ローアーム仕様では、その高さを抑えることでテーブルの下へ収まりやすくなり、使わないときにもダイニングをすっきりと見せることができます。
※テーブルの高さや形状によって収まり方は異なります。
また、MONOLITは内側と外側で異なる張り地を選ぶことも可能。
正面から見た印象と、後ろから見た印象を変えることができるため、空間全体を見ながらコーディネートする楽しさがあります。
さらに座面下には、バッグやノートPCなどを収められる収納スペースも。
見た目だけではわからない、日常で嬉しい機能がきちんと備えられているところにも、セシリエ・マンツらしい細やかさを感じます。
SERIES 7™の2026年新仕様|セブンチェアに木製アームレストが登場

フリッツ・ハンセンを代表する名作、「SERIES 7(セブンチェア)」。
アルネ・ヤコブセンが1955年にデザインして以来、世界中の住まいや公共空間で使われ続けている一脚です。
2026年、アーム付き・フルパディング仕様のセブンチェアに、木製アームレストという新しい選択肢が加わりました。
これまで張り地で覆われていたアーム部分に、滑らかな木を組み合わせることで、ぐっと家具らしい温かさが加わっています。
実際に手が触れる場所に木を使っていると、柔らかな張り地に身体を預けながらも、手のひらには木の滑らかな質感が触れることができます。
視覚だけでなく、触覚でも素材の違いを。
また、アーム先端は日常的に手が触れ、どうしても摩擦や汚れが生じやすい部分です。そこに木を取り入れることで、デザインのアクセントになるだけでなく、扱いやすくなるのも魅力的です。
ラインナップは、ダイニング仕様の3207と、キャスター・高さ調整機能を備えたオフィス仕様の3217。

ダイニングでゆったりと食事を楽しむ一脚として。
あるいは、仕事の時間を心地よく過ごすワークチェアとして。
セブンチェアという名作を、これまで以上に自分の暮らしに合わせて選べるようになりました。
ANT™の2026年新作アクセサリー|アリンコチェア専用シートクッション

アルネ・ヤコブセンの名作「ANT(アリンコチェア)」にも、新しいアクセサリーが登場しました。
2026年、新たに加わったのはアリンコチェア専用のシートクッション。
アリンコチェアといえば、くびれのある特徴的な成形合板のシルエット。
その軽やかさを損なうことなく、座面にクッションを添えることで、座り心地を少し柔らかくすることができます。
そして、このクッションの魅力は快適性だけではありません。
チェアとクッションの色をどう組み合わせるかによって、一脚の印象を大きく変えることができます。

同系色でさりげなくまとめても。
あえてコントラストのある色を選んで、アクセントにしても。
今使っているアリンコチェアへ新しい表情を加えられるため、すでに愛用されている方にもおすすめしたいアイテムです。
家具を買い替えるのではなく、少し手を加えながら、好きなものを長く使い続ける。
いままではアリンコチェア用のシートクッションがなかったので、待望の新登場です。
フリッツ・ハンセン2026年新作・新仕様まとめ
2026年秋のフリッツ・ハンセンの新作・新仕様は、主に名作そのものを大きく変えず、選択肢を増やしました。
PK3には、構造美を残しながら座り心地を高めるフロントパディングを。
TABLE SERIESには、空間の印象を変える新色とフルブラック仕様を。
N02RECYCLEには、サステナブルな素材の魅力に加えて、より豊かな座り心地を。
MONOLITには、木の美しさとダイニングでの使いやすさを。
SERIES 7には、名作セブンチェアの新しい表情を生み出す木製アームレストを。
ANTには、長く愛用している一脚をより心地よく楽しむための専用クッションを。
どれも劇的な変化ではありませんが、毎日使う家具だからこそ、こうした小さなアップデートが、暮らしの心地よさや空間の表情を大きく変えてくれます。。
色、素材、張り地、座り心地。
選択肢がさらに広がったフリッツ・ハンセン2026年秋の最新コレクションから、ぜひご自身の暮らしにぴったりのアイテムを見つけてみてください。
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