私の担当させて頂くお客様は
高いところにお住いの方が多いです。
今回ご紹介するM様のお宅も、駅から15分弱でしょうか、
坂道をぐんぐんと登った先にありました。
美しい木々に囲まれた、まるでおとぎばなしに登場しそうな
素敵な北欧住宅。
インテリアのお写真を撮らせて頂きましたので、
ご紹介しますね。
ご主人様こだわりのグリーンがとても素敵です。
ソファ横のコーナー。
各所にこのような設えがあり、奥様のセンスを感じました。
ルイスポールセンの限定アイテム、カッパーのフロアランプ。
夕暮れはほのかな優しい灯が綺麗でしょうね。
あっ！お騒がせしてごめんなさい。
静かで優しい眼差し。
まるで見守ってくれているようでした。
一通り拝見させて頂いたところで
さあ、納品です。
今回ご注文頂いたのはポール・ケアホルムのダイニングテーブル、PK54と
アルネ・ヤコブセン最後の名作、リリーチェア。
PK54の天板は大理石。
ロール仕上げの表面は石の凹凸を残したマットな仕上がり。
汚れが付きやすい反面、光の反射が抑えられ、天然素材である大理石の表情を味わって頂けます。
つるりとした大理石とはまた違うこの仕上げは、本物志向のM様だからこそお選びいただきました。
PK54の組み立てから。
床と大理石を傷つけないよう、細心の注意を払います。
仕様書通りに組み立ててもらい、100㎏程の大理石の天板を4人がかりで・・・
ひっくり返しました。
ふー・・・
シートハイが46cmのリリーチェアは、PK54の高さ（H:69cm）に合わせて脚をカットしています。
仕上げに脚にフェルト付きのグライドを取り付けて設置。
フェミニンなペンダントに愛らしいチェアが良く似合います。
ラスティックレザーをお選びいただいたリリーチェア。
美しく経年変化する楽しみを味わってくださいね。
この日、息子さんと『学校から帰ったらせーので一緒に座ろうね！』と
約束をしていたそうです。
そして翌日頂いたメール。
あれから皆さんで席を決め、何かゲームをしようよ！と
人生ゲームを楽しんでくださったと、
夕暮れの素敵なお写真と一緒にお知らせくださいました。
『夕暮れになり、また違った表情を見せてくれて、
うっとりしちゃいました』とM様。
美しくてどこか切なくなるほどの景色と、
そこにある暖かな家族の風景が浮かんできます。
ありがとうございました。
またしても感動してウルウルしております。
最後に！
室内のグリーンも素晴らしく大きくなっていましたが、
お庭も立派！
ご主人様の愛情が伝わってきました。
高齢のワンちゃんに優しく声を掛けていたM様、
お庭で飼われている保護犬を迎え入れるまでのお話をしてくださった
ご主人様。
全ての命を愛おしむ、やさしさに溢れたお二人でした。
お選びいただいた大理石やレザーも長くご愛用頂く事で風合いが増し、
ますます魅力的になる『育てる素材』です。
きっと、これからたくさんの思い出と共に時を重ねて、
素晴らしい宝物になっていくことと思っています。
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