時代のアイコン

デスクのKEIZOが連載しているファンキー・セブン、7つの色、7組のデザイナー特集がなかなか評判が良いようです。セブンチェアが北欧家具のシンボルとして誰が決めることなく普遍化してきた経緯は優れたデザインが暗黙のうちに多くの生活者から支持されるということを示しています。そしてそのシェイプが椅子というモノのシンボルとして{時代のアイコン」となっていることはさらに驚きを覚えます。多くの場合アイコンはアイドルのようにもてはやされながら短命に終わってしまう、はかなさがあります。誰もが愛してやまないシルエットが長い時代アイコンとしての地位を勝ち得ていることは感動さえ覚えます。 「一流品」である資格についてアメリカのダニエル・ピンクはそのベストセラー著作「ハイコンセプト」の中でこう述べています。そこでは6つの条件を挙げています。「デザイン」「物語」「調和」「共感」「遊び心」「生きがい」という6つの右脳型(感性)を刺激しなければいけない。ということですが セブンチェア、アントチェアなどを思えばまさに名言といえるでしょう。フリッツハンセン社が展開したファンキー・セブンという企画は企業として一流である余裕を感じさせています。

(TAKEZO)