素材の選び方 / – 木材 –

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当店ダンスク ムーベル ギャラリーでお取り扱いしておりますアイテムの多くは受注生産品となっており、様々な仕様の中からお客様のお好みに合うものをご選定頂けます。このように、スーツや靴のような「ビスポーク」「特注品」とも似通った「選ぶ楽しみ」も受注生産品の楽しみの一つかと思います。

 

先日のブログ、「素材の選び方 / – leather –」ではレザーについて簡単にご紹介させていただきました。そこで今回は、木種について、その特徴や印象につき簡単でございますがお話したいと思います。

 

 

PP550(ピーコックチェア)

 

 

木も自然素材のため、レザー同様に経年変化を楽しみながら長くお使いいただけます。長くお使いいただいたものは色濃く変化し艶も増し、深い味わいを感じられます。変化に触れるたび、お使いいただいた時間を感じられるのはとても魅力的ではないでしょうか。

レザー同様、深い味わいを見せる木材ですが、代表的な木種として数点ほど、以下にご紹介させていただきます。

 

 

【オーク材】

ブナ科の広葉樹で白木の持つナチュラルな雰囲気があり、耐久性が高く木目の美しさが特徴。汎用性の高いお色味とその雰囲気はいかにもデンマーク的な実直な印象を受けます。

仕上げ方法によりお色味の濃さや経年変化の度合いに若干の差がありますが、白木から落ち着いた風合いの濃いお色味に少しずつ変化していきます。

 

PP19(ベアチェア)
“ネイル”と呼ばれる部分。手を置いたときに触れる木材の感触がとても心地よいです。
Dining table:ESSAY(オーク材)、Dining chair:PK11(アッシュ材)

 

 

 

【アッシュ材】

オークよりもさらに白く淡い印象の木材。木目の筋が表情として表れやすいのが特徴で、経年変化をすると若干黄色味がかってまいります。

 

Dining chair:PP701
契りと呼ばれる十字のパーツはローズウッドです。

 

 

 

【ウォルナット材】

落ち着いた茶系の色合いのウォルナット材。「濃い色の木材」が昔に比べ採れなくなる中、現行品で唯一と言ってよい濃い木材です。ダークブラウンのウォルナット材は、大人びた印象で、静謐な空間にも合います。

 

The seal / High back chair
The seal / sofa & High back chair

 

 

 

【チーク材】

クマヅラ科の広葉樹で、赤みを帯びた温かみのある色合い。堅く丈夫で天然のオイル成分を多く含んでいるため、水に強いという特徴があります。ウォルナット同様に銘木として評価も高いのですが、近年採れなくなってきており、今ではチークを用いた現行品の家具を製造することは極めて稀になっています。

 

PP571(アーキテクツデスク)/ 特注仕様:天板 チーク、脚 オーク
赤みを帯びた深い色味は、独特の風合いを醸し出します。

 

 

 

現行品に用いられる木材をご紹介させていただきましたが、今回ご紹介させていただいた以外にもお使いいただける木種がございます。店舗にサンプルなどご用意しておりますので、レザーの件と合わせまして木種につきましても是非ご相談いただけましたら幸いでございます。

 

 

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