当店のグループ店舗である、銀座のDANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)のブログでは、当店を運営する㈱KEIZO代表の砂原啓三が各方面でご活躍される方々に現在お使いのデンマーク家具についてインタビューをした「私のDANSK MØBEL」の連載をしております。
DANSK MØBELとは、デンマーク語で「DANSK(ダンスク)=デンマークの」「MØBEL(ムーベル)=家具」と言う意味です。
今回はデンマークを代表するテキスタイルメーカー、
Kvadrat社のFrederik Moller(フレデリック・ムラー)さんです。
■お持ちのデンマーク家具を教えてください。
自宅には多くのデンマーク家具があります。
デンマークでは家の中で過ごす時間が長く、よくゲストを招いたりもしますのでインテリアの重要性は高いです。
高級車やブランド品などではなく、どのような暮らしをしているかに豊かさを見出します。
■購入のエピソードなどあればお聞かせください。
素敵な女性達と一緒に座ったひと時を過ごし。。。と言うのは冗談ですが、どの家具も大切なストーリーがあり特別な価値を感じます。
特にナチュラルレザー(ヌメ革)の変化や木製家具のエイジングは素晴らしいですね。
例えばフリッツ・ハンセンの エッセイテーブル の試作品を使っているのですが、当時シンガポールに住んでおり、サンプルとしてアッシュ材で作られ湿度の高い気候から試験機器を下に取り付けて、実際に使用しながら経過を見ていました。
試験をクリアした後もそのテーブルを使い続け、今では12年経ちますが現在では美しく経年変化をしています。
また、同じくフリッツ・ハンセンの セブンチェア のナチュラルレザー張りのものを10年以上使っています。
ステインが沢山ついていますが、それも幸せの痕跡だと思っています。
あるステインは仲の良い友達とのディナーの時に、他にも息子がまだ小さかった時にオートミールを吹き出した時ものもあり、そんな思い出がよみがえります。
■デンマーク家具のどんな点がお気に入りですか?
もちろん全てが大好きというわけではありませんが、いくつかの家具は間違いなく素晴らしいデンマークデザインと職人の技術を物語っています。
機能性があり快適でデザインも普遍的な家具が好きですが、どれもシンプルです。
決してファッションのトレンドのようなものではなく、デザインの原則や人生の哲学を遵守しています。
両親から受け継いだ家具もあります。ボーエ・モーエンセンのスパニッシュチェアです。
これは私が生まれる前に、両親が結婚した1969年に手に入れたものです。
私もいつか息子が十分理解し感謝できるようになったら、このチェアを譲りたいと思っています。
■その他
ムラ―氏と私は前職のフリッツ・ハンセン日本支社時代の上司です。
当時はデンマークにある彼のサマーハウスにも度々宿泊させてもらいデンマークの楽しい夏を経験しました。
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