レザーのおまけ話

前回のブログ「クラッシックレザーとエレガンスレザーとは。」では、フリッツハンセン社製品に使用されている革について記述いたしました。その時、思い出したのが、約20年愛用している革製の手袋です。私が初めてイタリアに訪れた1993年にミラノで購入しました。ベルガモ産のその手袋は、お店の店員さんが「これはいい物だから」と、熱心に勧めてくれました。高価な事もあったのですが、初イタリアの記念にと思い切って購入しました。今では私の手にしっかりと馴染み、革の表情も新品にはない威厳さを持ち、冬には欠かせない大切な私のアイテムとなっています。裏生地のカシミアがすこしほころびてきたので修理しこれからも大事に使っていきたいと思っています。先日、織田憲嗣先生にお会いした時、先生も若い頃、お給料の3分の1もする英国製のマフラーを購入され、現在も大切に使っているとお聞きしました。

私にとって、「高価」という意味が、「高い価格」から「高い価値」に変化した瞬間でした。

 

(KEIZO)

 

 

 

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「Soli社製」 BERGAMO Made in Italy

 

 

 

 

 

 

 

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