アントチェア（3）　アルネ・ヤコブセン

アントチェア（2）の続き。では、アントチェアの脚は何故3本脚なのでしょうか？アントチェア（1）で書きました様に、クライアントからの要望である「社員食堂の丸いテーブルには出来るだけ多くの人が座れ出来る椅子を考えてほしい」と言うものでした。丸いテーブルに椅子を配置すると、隣の椅子の前足同志がぶつかり合いますので、前足を1本にした３本脚が生まれました。実は3本脚は少し安定にかけます。当時その事を批判されたヤコブセンは「この椅子に人が座ると脚が5本になりますので非常に安定するのです」と切り返します。

（KEIZO)

3本足のアントチェア。人が座ると5本脚になる・・・。

 

丸いテーーブルにたくさんの椅子をレイアウトすると左右の前足同志がぶつかり合う。

 

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