ポール・ケアホルムデザイン PK80 / 81 デイベッド - フリッツ・ハンセン 正規代理店 / REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE BLOG

ポール・ケアホルムデザイン PK80 / 81 デイベッド






【スチールの可能性】


ポール・ケアホルムは、PK22をデザインするにあたり

弾力のあるスプリングスチールをフレームに活用し、成功を収めました。

1641_PK22.jpg1956年のPK22の発表以降、ケアホルムはソファやダイニングチェア、サイドテーブルなど様々な家具においてスチールの可能性を模索し、デザインを試みました。


PK80はこの時期の最も洗練された作品の一つです。



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印象的なプロポーション、考慮された素材、ジョイントのエレガントさ、

そしてパイピングをを施した大きなマットレス・・・

PK80はケアホルムの初期デザインのアイコン的な作品となっています。



【デザインの輪廻 リ・デザイン】


PK80は、1930年にミース・ファン・デル・ローエとリリー・ライヒがデザインしたカウチがモデルとなっています。


その構造は、ゴム製のストラップと鏡面仕上げのスチール製の脚を備えたヒバ材のフレームに、革製のマットレスとピロークッションを載せたものです。

024-barcelona-day-bed-001.jpgのサムネイル画像このカウチはローマ時代の寝椅子を参考にデザインされており、時代背景と共に変化する生活様式や美意識に合わせて名作が生み出されていることが分かります。



ケアホルムはピロークッションを失くしてシンプルな構成にし、フォルムを明確にするだけでなく、レザーやプライウッド、スチールなどの異なる素材による構造を敢えて見せるよう考えました。


これは構造や素材について深く理解していたケアホルムの才覚であり、素材同士がデザイン的に、また機能的に共鳴すると考えたものです。


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2017年9月に1年間限定販売された60周年アニバーサリーモデル。

BLOG PK80 60周年記念モデル



【魅せる構造の美】


ケアホルムはパーツを独立してとらえ、その構造が見えるように考えています。

構造を見せることができるのは、パーツのひとつひとつに十分な考慮がなされ、デザインの一部として十分に美しいという自信の表れであると考えられます。


荷重を床に伝えるスチール製の脚部はマットレスの下のプライウッドを支える長手方向の枠から分離されており、

プライウッドはマットレスを支える必要最小限まで薄くしました。


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また、マットレスはパイピングとパイピングの間隔を調整し、視覚的に同じに見えるよう中央をわずかに広げています。


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【新しいジョイント Oリング】


フレームとプライウッドの結合にはゴム製の『Oリング』を使用し、パートナーであるコル・クリステンセンからのリクエストである『輸送を考慮した分解』を実現しました。


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ゴム製のOリング


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プライウッドに切れ込みが入っており、長手方向に平行に走るスチールの枠を内側と外側から挟むように留めている。


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枠と脚のジョイント部。

直方体の切れ込みの入ったパーツをスチールに差し込んでスクリューで留めている。

このパーツひとつでも芸術品のように美しい。


この『Oリング』は、PK22やPK61でマシンスクリューを使用した時と同様に、新しい構造、素材として注目を集めました。

当時の木工製品の接手と同じ役割を持ちながら、工場生産が可能、熟練の家具職人の技術も不要な画期的な構造だったのでしょう。


また、マットレスには底面に革製のタブがつけられており、このOリングを活用し挟み込むことで固定され、マットレスのズレを解消しています。


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PK81は2000年にステンレススチールの改良を加え、現在も生産が続けられています。



【完璧な空間概念の極限 PK81の誕生】


PK80は1957年にデザインされ、その年にコル・クリステンセン工房でナチュラル、ブラック、レッドのレザーで生産が開始されました。


そして1959年、デンマークのターンビーの新市庁舎のパブリックエリアに『140x140cmの正方形』のデイベッドをデザインしました。


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3台がアトリウムのために製作され、1991年にはさらに1台が追加になりました。

そのほか、国立博物館やデンマーク国立美術館でも採用されています。


この正方形の美しいデイベッドはPK81としてコレクションに追加されました。


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【アートスペースでの採用】


2004年、PK80はニューヨーク近代美術館の展示室のベンチに採用されました。


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公共の場で使用することを考慮して、フレームの高さを7cm、マットレスの厚みを2cm増やすことで座面を高くしています。


この特別なPK80はスペシャルオーダーとして製作が可能です。

※詳細はお問い合わせください。



東京の国立新美術館でも見ることができます。


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そのほかにも数々のアートスペースに採用されており、これは卓越した審美眼を持つ建築家や芸術家に評価された美しいデザインであることを証明しています。



【納品事例】


当店でもケアホルムの傑作に魅了されたお客様に納品させていただきました。

デイベッドを含んだリビングルームやエントランスの納品事例をご紹介いたします。


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PK80は大阪店でもご覧いただけます。


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ケアホルムの奇才ぶりを堪能できるアイテム、

ご興味がありましたらぜひお越しいただきじっくりとお試しください。











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