デンマーク研修報告2018⑥ ~フリッツ・ハンセンLegacy(1872-1950)~ - フリッツ・ハンセン 正規代理店 / REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE BLOG

デンマーク研修報告2018⑥ ~フリッツ・ハンセンLegacy(1872-1950)~




デンマークに雨女降臨。



天気に恵まれないこの日。

向かったのはフリッツ・ハンセンの本社です。


20180911_093245.jpg


20180911_093257.jpg


デンマーク本社のあるAllerød(アレロッド)は郊外の静かな町。

この日は韓国から参加した皆様と同乗のため、

ながーいバスで移動しました。


20180911_130759.jpg


コペンハーゲンから約20分くらいでしょうか。


エントランス

IMG_20180911_093831.jpg

オブジェクツコレクション がお出迎えです。

20180911_093343.jpg

ピンクの ルネ がとてもかわいくて印象的でした。

クッションがぐちゃぐちゃですが。


ここはかつて工場だったスペース。

フリッツ・ハンセンの魅力がぎゅっと詰まっています。


20180911_102223.jpg


20180911_125537.jpg

1947年当時の本社の様子。

当時はここに300人ものひとが働いていたそうです。

現在は一部を残し、図書館や学校などに変わっています。



まず出迎えてくれたのが4つのテーマに分かれた展示ブース。

それぞれ『Legacy』『Now』『Craft』『Idea』。


特筆すべきは『Legacy』のブース。

20180911_103934.jpg

貴重な展示が多く、非常に興味深く見学しました。
20180911_104024.jpg


創始者であるフリッツ・ハンセンはクラフトマン。

家具のパーツを製作するサプライヤーだったそうです。


1872年、弱冠25歳でのスタートでした。


20180911_105339.jpg

1878年の椅子です。

フリッツ・ハンセンが自身の為に製作した最初の椅子。


もともとは装飾的な椅子を製作していたのですが、

自身が使用するものは非常にシンプルでした。

なんとすでに合板をを使用しています。



そして1896年、息子のクリスチャンの代になると、

このアレロッドの地に根を下ろします。


技術の向上に努めたフリッツ・ハンセン社は

木材の切り出し、曲木、合板やスチールの加工において頭角を現し

1900年頃から成長を拡大していきます。


20180911_104530.jpg

コペンハーゲン市庁舎、デンマーク国会議事堂、裁判所など、

様々な施設で採用されたチェアが並びます。



3代目を継いだの兄弟のうち、デザイナーのソーレン・ハンセンは

バウハウスのカンチレバーからインスピレーションを受け、

1930年代からスチールを使用した製品を発展させていきます


20180911_110949.jpg

1933年のカンチレバー式の椅子。



さらに工業化が進められ、

フリッツ・ハンセン社がデザイナーと共に製作した名作の数々。


まさに遺産。

20180911_105906.jpg

ヤコブセンとの最初の製品、ベルビューチェア(1934)


座面はタッカーを使用し、ジョイントを少なくするなど

量産できるように工夫されています。


20180911_104950.jpg

コーア・クリントのチャーチチェア(1936)


背中に聖書を入れるスペースを設けた機能的なチェア。

父親のイェンセン・クリントが設計したグルントヴィークス教会の為に

デザインされ、現在も使用されています。

IMG_3252.JPG

フリッツ・ハンセン社で2004年まで製造されていました。


20180911_105124.jpg

ハンス・J・ウェグナーチャイナチェア (1944)


典型的な中国様式のチェアに、デンマークのエッセンスを。

ジョイントが加えられているところがウェグナーらしくて

納得してしまいます。


20180911_110120.jpg

エドワード・トンプソンの託児所用テーブル(1947)


曲木や切り出しなど、木材加工の技術を生かしたデザイン。

これじゃ、子供たちはおとなしく座っているしかないですね。




さて、ここからは1950年代になるわけですが、

それはまた次回に。


フリッツ・ハンセンを代表する巨匠、

アルネ・ヤコブセンポール・ケアホルム の時代ですから。




おまけ。


パネル.jpg


背後に見えるパネルには

ここを訪れた人々がメッセージを残しています。


きっと、私が受けた衝撃や感動と同じ気持ちが

様々な言語で表現されているのだろうな・・・


そんなことを考えながらしばし眺めていたら、

次への移動に遅れ、せかされながらあわてて退場。



実は、弊社の代表と先輩たちのサインを見つけたんです。

私も同じ場所にメッセージを残しました。


証拠写真はないですけど、それはこれから行く後輩に託すことにします。









.

▽株式会社KEIZOグループ店舗一覧

REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA

DANSK MØBEL GALLERY

HOUSE OF TOBIAS JACOBSEN