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行ってきました「ブラジリアン ファニチャー デザイン」

reiko ()

先日、東京の駐日ブラジル大使館へ「ブラジリアン ファニチャー デザイン : モダニズム最後の発現」を拝見してまいりました!

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<駐日ブラジル大使館>

最近、注目を浴びつつあるブラジリアン・ファニチャーは、北欧家具とはまた違い、ヨーロッパの伝統と先住民およびアフリカ系からの強い影響を受け混合されたユニークさが特徴です。その世界観を少しでも感じながらご覧いただけましたら幸いです。

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では最初に、デザイナーと椅子のご紹介をいたします。
先ずは、この椅子のデザイナーLina Bo Bardi(リナ・ボ・バルディ:1914~1992年)について

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<Bowl Chair>1951年
半球体の座面で様々な向きに設置することができ、自由な角度で座ることができます。



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<SESC Pompeia Stool>
ドラム缶工場だった建物をリノベした複合文化施設のSESCポンペイアとして1986年に誕生。
同施設の図書館のために作られた椅子です。



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<MASP Chair>1984年
サンパウロ美術館の講堂のための椅子。
サーカスの椅子に着想を得たデザインで、使用する人数に合わせて出したりしまったりできる折りたたみ式です。



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<Giraffe Chair>1986年
アフリカのベナン出身者の多い地区に建てられた、教育・文化施設のレストランのための椅子。



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<Valeria P.Cirell's Home Deck Chair>1958年
リナが設計したヴァレリア・P・シレル邸のためにデザインされたデッキチェア。



以上、Lina Bo Bardi(リナ・ボ・バルディ : 1914~1992年) の椅子はいかがでしたか。

リナはブラジルで最も有名な建築家・デザイナーの一人です。
自身が設計した建築物のための家具、舞台装置などあらゆるもののデザインを手がけました。
リナが設計したという、ブラジルはサンパウロのアイコンである "サンパウロ美術館"も是非見てみたくなりました。


彼女は、こう言っています。
「建築家にとって最も大切なことは、うまく建てることではなく人々がどんな暮らしをしているのか知ること」だと。


彼女は民衆に寄り添った建築を追求していたそうです。
なんと素敵な言葉でしょう。


今回のブログでは、Lina Bo Bardi(リナ・ボ・バルディ)の椅子のご紹介で筆を置きます。
他のデザイナーも紹介したいところなのですが、リナの椅子が他のデザイナーよりも展示数が多かったので、まずは以上です。次回のブログもどうぞお楽しみに。


東京のブラジル大使館まで実際に観に行くことができない方も、アルネ・ヤコブセン(1902~1971年)と重なる同時代背景に想いを馳せながら、このブログでお楽しみいただけたらと思います。
世界の巨匠たちの生きた時代を、こういった機会に覗いてみるのも面白いですね。

『ブラジリアン ファニチャー デザイン : モダニズム最後の発現』について、詳しくはこちらをクリック!




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