2015年　デンマーク研修報告③ – フリッツ・ハンセン正規専門店 / REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STORE OSAKA

青山店：yusuke

今回のデンマーク研修報告では、スラレド市庁舎（Sollerod City Hall、スレロド市庁舎）をご紹介いたします。スラレド市庁舎はアルネ・ヤコブセンと旧友のフレミング・ラッセンの共同設計で、1942年に竣工しました。

外観は淡いグレーの大理石。直線的な外観と相まって威厳を与えていますが、窓が多いため威圧感はありません。私が行ったときは天候も良く、大理石が綺麗に青空に映えておりました。

エントランスは明るい日差しがふんだんに入る設計で、建物内部に植栽もあり、非常に柔らかい空間となっています。

天井の高い開放的な議場には、アーム付きのセブンチェアが使用されています。

廊下には木材をふんだんに用い、自然の中にいるかのような印象です。直線的な建物のデザインと対照的に、素材感は非常に柔らかです。

照明もヤコブセンのデザインです。楕円形の反射板に光を当てるというユニークなものです。

最上階にある食堂にも、フリッツ・ハンセン社のテーブルとセブンチェアが用いられていました。

また、個人的に一番感動したのが中庭の美しさです。中庭と市庁舎の組み合わせは大変美しく、いつまでも見ていたくなるような不思議な場所でした。なお、こちらの市庁舎は1969年に増築され、既存部分とは渡り廊下により繋がっています。

次回も引き続き、デンマーク研修報告をさせていただきます。

※REPUBLIC OF FRITZ HANSEN STOREはフリッツ・ハンセンを扱う唯一の専門店です。
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