50年の歴史

アントニオン・レーモンドの事務所に在籍され、9坪ハウス狭小住宅が代表作でもある「増沢 洵さん」の1962年に建築されたY邸の見学会に御縁ありお邪魔させて頂きました。
当時の設計を殆ど残した50年前の住宅は、随所にデザイン性の高さを伺えます。
時間の経過とともに変化した住まいは、内装の部材にも趣がありどこか懐かしさも感じます。
家族の生活スタイルを考えた住宅は、住み心地も良かったからこそ形を変えず現代に残ったのではないでしょうか。
フリッツハンセンのセブンチェアも同様に、長く使える技術と使い手の気持ちを考えたからこそ現代でも愛されて残っています。
見学会を開催していただきましたY邸の方や増沢さま、今回このような機会を頂きありがとうございます。
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屋根に雨どいは作らず屋根からつたう雨水は玉砂利の上に落ちます
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勝手口ドア横の小窓 昔は牛乳瓶などの受け渡し用として利用

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和室の雪見障子  窓枠も木枠でしたが雪見障子の桟も木枠でした

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1階から2階への階段には来客用の目隠し  2階から屋上へ木の経年変化により風格があります                                 
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1階平面
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2階平面