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ヒュッゲな暮らし

reiko ()

今回もデンマーク留学中の「廣野 末紀さん」からお便りが届きましたので

ご紹介させていただきます。

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To house of tobiasjacobsen

お久しぶりでございます。

こんにちは。3月に入ってもまだ雪がちらつくデンマークですが、徐々に日も長くなり、春が近づいて来たかなぁという感じです。晴れの日も増えてきました。

今週から新しく入ってきた生徒たちの歓迎会も兼ねて、昨日はハリーポッターをテーマとしたフェスがありました。皆各々衣装を着て、各組に分けられ、ゲームで得点を競います。

図1.jpg

こうしたパーティの企画進行もフォルケでは全て生徒が行います。

次から次へと面白い案が出てきて、企画する側も楽しみながら準備しているのが印象的でした。

今回はデンマークで今まで訪問させていただいた方々の家や部屋の内装をご紹介したいと思います。

図2.jpg 図3.jpg

一つ目のフォルケで知り合った方のお友だちの家です。

Silkeborg(シルケボー)という街から少し車で行ったところにあり、

山(といっても日本でいう丘ほどの高さ)や森に近く、静かな場所でした。

お庭には、家庭菜園用のガラスハウスや、お孫さん用の屋外トランポリンがありました。

部屋全体の印象としては、物は多かったのですが散らかっているという感じはなく、

おばあちゃんのお家のようなとても心地の良い空間でした。

置かれている家具一つ一つが凝っていて、かわいいものであふれていました。

ダイニングテーブルとピアノの近くにはデンマーク家具の一つであるphランプがありました。(写真5)

図4.jpg1 図5.jpg 2

図6.jpg 3 図7.jpg 4

写真左上(1)のphランプは学校の廊下や公共施設でもよく見かけました。

また木の枝に人形や小さな飾りを引っ掛けて飾る装飾もよく目にします。(写真3)

キッチンの窓からは陽の光がさして、ここに立って料理を作るのが楽しいとお家の方がニコニコしながら話してくれました。(写真4)

図8.jpg 

どこのお家でも壁には必ずといっていいほど絵が飾ってあり、窓にはカーテンがかかっていません。(あっても閉めることはあまりありません) デンマーク人のオープンな気質が表れているなぁと思いました。

お隣さんのお家にはステキなツリーハウスがあり(写真6)、ここもお邪魔させていただきました。

書き物をするのがお仕事だそうで、集中したい時や1人で落ち着きたい時はコーヒーを持ってここに来るのだとか。(写真7)部屋のいたるところに鳥の置物やステッカーが貼ってありました。本棚の上にマットレスを敷いた簡易ベットもあり、居心地のよい空間を作ることへの情熱がすごいなぁと感心しました。(写真8)

デンマークでは友人を家に招待して、コーヒー紅茶や持ち寄ったケーキやお菓子を食べながら「hygge」(ヒュッケ)するのは一般的だそうです。

ところで、同じ北欧の言語のスウェーデン語でも同じような意味の言葉で「fika」(フィーカ)というものがあります。それまであまり意味の違いはないと思っていたのですが、デンマーク人の友人に聞いたところ、フィーカとは「コーヒーや紅茶とお菓子類を食べながらくつろぐ」という意味に対し、ヒュッケは「家族や仲のいい友人と共に過ごすリラックスした空間、時間」という意味だそうです。

本場デンマークでヒュッケ文化を体験して、デンマークが世界一幸せだと言われている理由が少しわかった気がします。

図9.jpg 5 図10.jpg 6

図11.jpg 7 図12.jpg 8

今回はこの辺りで。ここまで読んでいただきありがとうございました。

From.Hirono

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廣野さん デンマーク便りありがとうございました。

今回はデンマークでのヒュッゲな暮らしがとてもよく分かるお話しですね。

なんだかほんわかした文化に惹かれます!

廣野さまがとても羨ましいです♡

普通の生活がヒュッゲそのもの! "室内の様子" "暮らしの様子" が、とても良く伝わり

大変楽しく読まさせていただきました。

ありがとうございました。

またのお便り楽しみにしておりま〜す。

From.reiko