【現在開催中】国立新美術館開館10周年「ジャコメッティ展」行ってまいりました。

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スイス出身の世界的な彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ(1906-1966)。当店でも先日までジャコメッティの版画作品を展示・販売しておりましたが(詳細につきましてはこちらをご覧ください)、現在、東京・国立新美術館にてジャコメッティの回顧展が開催されております。

 

展覧会ホームページ:http://www.tbs.co.jp/giacometti2017/

 

先日、その展覧会に行ってまいりました。

 

 

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当日は天気も良く、建築と木々の緑が大変美しい、気持ちの良い日でした。

 

今回の展覧会は、世界3大ジャコメッティ・コレクションの一角を占めるフランスのマーグ財団美術館のコレクションを中心としたもので、日本では11年ぶりの個展となっています。ジャコメッティの初期の頃からの素描・版画や彫刻など、ジャコメッティの軌跡をたどることが出来る内容となっています。素描・版画・彫刻を通じ、ジャコメッティが「物体の構造」に特に注意を払っていた様子がうかがえます。

 

展示品はほとんどが写真撮影禁止ですが、「撮影可能」な作品が3点ほどありました。チェース・マンハッタン銀行からの依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された3点の大作、《歩く男Ⅰ》《女性立像Ⅱ》《大きな頭部》です。

 

 

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また、以前に当店にてお取り扱いさせていただきました以下の版画も展示されておりました。力強さがあると同時に、深い井戸や深海を覗いているような深さ・穏やかさを感じさせる作品です。

 

 

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また、国立新美術館には数多くのデンマーク家具が使われており、2階の廊下にはポール・ケアホルムによるデイベッド“PK80”が並んでいます。

 

 

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こちらの展覧会、会期の前半・後半で展示作品が一部入れ替わるようですので、また後半にも足を運んでみようと考えています。皆様も是非、いかがでしょうか。(また、ご興味がおありの方には矢内原伊作著, 宇佐見英治編集『ジャコメッティ』(みすず書房、1996年)もお勧めいたします。ジャコメッティの創作に対する姿勢やその人となりが大変良く分かる良著であると思います。)

 

 

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